マンションの管理委託費が高いように思います。管理会社との交渉はどのようにしたらよいでしょうか。

新築マンションの管理費は分譲時に計算・設定された金額からスタートします。そこには、競争原理や値下げ交渉の余地がなく、購入する人は最初からそれに同意しなければ購入できません。いわば言い値で買わされているのです。

マンションの管理委託費が高いと感じている場合、管理会社との交渉で費用を抑えることができます。交渉を成功させるためには、事前に準備をしっかりすることが重要です。

 まず、現在の管理委託費が適正かどうかを判断する必要があります。他のマンションと比較したり、内訳を確認したり、サービス内容を評価することで、現状を把握しましょう。

 次に、具体的な目標を設定します。どの程度減額したいかを決め、代替案も検討しておくと交渉に役立ちます。理事会内で良く意見を合わせておきましょう

 交渉に臨む前に、相場データや内訳分析など、根拠となる情報を収集しておきましょう。住民アンケートも有効な資料となります。

 交渉では、誠実な態度で、具体的な根拠に基づいて提案を行いましょう。代替案を提示することで、柔軟な交渉を進めることができます。双方納得できる合意点を見つけ、契約内容をしっかりと確認しましょう。

 また、マンション管理士など、専門家に相談することも有効です。